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所信の一端をここに記しています。
by taku--chan
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以前の記事
決断とは
勇気と決断という話を先日書き込みましたが、
そもそも『決断』って?というという素朴な疑問のメールをいただきましたので、
そのお返事も兼ねて、ブログに書き込もうかと思います。

皆さんも人生において様々な場面で決断をされてると思います。
その語彙については意外と知られていません。
不思議だとは思われませんか?

決することを断つと書いて、決断です。
でもその意味は、
1 きっぱりときめること。2 善悪を判断・裁決すること。(広辞苑より抜粋)
とあります。

さて意外と知られていないその語源でありますが、
中国最古の王朝に当たる、夏王朝(紀元前2070〜1600)の始祖である、
禹(う)王が行った治水に語源があります。

禹王は儒教の中国古伝説に伝えられる聖王の一人である。
父である、鯀は堯王に仕え、治水にあたったが、その努力にもかかわらず失敗、
その責任をとって死罪となりました。
禹は父の後をついで、修めた学問と工夫による技術で遂に治水に成功した。
このことから禹王は治水の祖として崇められた。

その工夫とは、
曲がりくねった河川の一部を意図的に低くし、大洪水時には決壊させ
一部の村や田畑を犠牲にすることで大被害を抑えるという手法を用いた。
この工夫により治水に成功した禹王は治水の祖として、
さらに王として君臨するにまでいたるのである。

つまり、『堤防を断つことを決する』こと、すなわち決断がその語源となっている。

犠牲を伴っても、大勢を救う。
この判断は正に今使われる決断であったろうと思う。
by taku--chan | 2008-03-30 15:47 |
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