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63回目の終戦記念日。
正式には14日にポツダム宣言の受諾通告と終戦の詔書の発布が行われ、 ポツダム宣言受諾の降伏文書に調印した9月2日、 国際法上は講和条約発効の1952年4月28日をもって 第二次世界大戦は終結したことから、終戦であるという考え方もあったようです。 しかし結果的には、昭和57年4月13日閣議決定された 「戦没者を追悼し平和を祈念する日」をもって、 終戦記念日が確立をしました。 この背景には、天皇が初めて肉声をラジオで放送し、敗戦と降伏を発表した 玉音放送に対して、日本敗戦の象徴と日本人の衝撃ともいうべき できごとだったことの表れであったのでしょう。 ふと今朝、8年ほど前に訪れた鹿児島県 知覧特攻平和会館を訪れた ときのことを思い出した。 様々ある戦争の記録や当時のものの中で、衝撃的で忘れられなかったのが、 遺品として飾られた、陸軍少年飛行兵たちがその親に残した手紙の数々であった。 15歳から25歳くらいまでのほとんどが10代の少年、青年たちの親への感謝と 国への思いを書き連ねたその文字は、 恐怖に震えるでもなく、筆でそれは達筆に、正しい日本語で書かれていた。 当時議員になっていた自身が、わずか数十年前の同世代の先輩の文字を見て、 我がの幼さとその時代の若者の境遇に震えたことを覚えています。 いかに今が平和であるか。 いかに自分が甘えているか、甘やかされているか。 日本とは何か、祖国とは何か。 日本人として何を学び、何を伝えていかなければいけないのか。 少しゾクッとしながら、このとき思い出しました。 戦争を目の当たりにはしていない世代。 親からではなく、そのもう一世代上から伺っておかなければいけない世代。 私たちは先人を敬うとともに、 もっと違う意味で、この8月15日を考えなければいけない時代を 迎えているように思えてなりません。
by taku--chan
| 2008-08-15 21:25
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